目が覚めて、時間を確認しようとテレビを付けたまま朦朧としていているうちに6時半過ぎになっていた。『おはよう日本』の内容が夢だったのかどうかもよく判らない。とにかく眠い。
天六始発の堺筋線の電車に乗りこむと、ロングシートの真向かいに高見盛が座っていた。もとい、高見盛によく似た大学の後輩が座っていた。正確を期すると、前回彼に会ったのは高見盛がブレイクするより少し前だったので、高見盛に似ているというのは今はじめて気づいたのであるが、とりあえず以降盛君と呼ぶことにする。そんな盛君の隣りに移ってしばしご歓談していたが、すぐ堺筋本町で降りていった。
名刺を貰ったので今度メールで呼び出して飲みに行こうとか考えているうちに、自分は天王寺に行くために谷町線に乗るつもりだったことを思い出した。何故堺筋線に乗っているのか。まあ盛君にも偶然会えたことだし、動物園前で御堂筋線に乗り換えれば済むことだと思ったのだが、電車が恵美須町を出たあたりで意識を失い、気が付くと天下茶屋だった。先週のトリビアでは「ワープは不可能だ」とか言っていたが、嘘だ。間違いない。あー。あー。
早めに出たおかげで時間的には何事もなく客先に着いたが、偶然とは恐ろしい。